久々に炭酸系気分☆

バカの壁より

自分が知りたくないことについては自主的に情報を遮断してしまっている
自分たちが物を知らない、ということを疑う人がどんどんいなくなってしまった
膨大な「雑学」の類の知識を羅列したところで、それによって「常識」という大きな世界が構成できるわけではない

第一章より

個性が大事だといいながら、実際には、よその人の顔色を伺ってばかり、というのが今の日本人のやっていることでしょう
がんじがらめの「共通了解」を求められつつも、意味不明の「個性」を求められているという矛盾した境遇にある
「個性」なんていうのは初めから与えられているものであって、それ以上のものでもなければ、それ以下のものでもない
第三章より

絶えず過去の自分というものは消されて、新しいものが生まれてきている
第四章より

現代ではかつてあった大きな共同体が崩壊する一方で、会社や官庁といった小さな共同体だけが存在している
人生の意味は自分だけで簡潔するものではなく、常に周囲の人、社会との関係から生まれる
第五章より

社会的に頭がいいというのは、・・・、バランスが取れていて、社会適応が色々な局面で出来る、ということ
第六章より

学問というものは、生きているもの、万物流転するものをいかに情報という変わらないものに換えるかという作業
第七章より

平均的人間というのは一体どれだけのことが保障されれば幸せなのでしょうか
全てのものの背景には欲がある
基盤となるものを持たない人間はいかに弱いものか
第八章より

長くなりましたが、バカの壁より、姫の気になった言葉達です。特に、

人生の意味は自分だけで簡潔するものではなく、常に周囲の人、社会との関係から生まれる

第五章より

という言葉は大きく響きました。